Uncle Tの決断

50歳を目前に、いまの会社員としての生活に終止符を打つことを宣言。起業なのか、転職なのか、引退なのか?人生の岐路を語る日記です。

日経平均12連騰、しかしその根拠は?

しばらく日経平均先物の取引を控えていますが、常に日経平均はチェックしています。いまはもう21000円を突破して、しかも12連騰とは、強いですね。

 

少し前に泣く泣く19000円前半で買い玉を(北朝鮮のせいで)損切りした者としては、上がればあがるほど、「持っておけば今は...」と思ってしまいます。

 

しかし、これは馬鹿げたタラレバで、おそらく持ち続けたとしても、+50万あたりで利益確定をしていたでしょう。よほど確信がある予想と明確な目標を持たない限り、日経平均先物スイングトレードで大もうけは難しいのです。

 

一方、この日経の強さ、皆さんは「なぜ?」と思いませんか。

 

一般的には、ダウ平均や日経平均はその国の経済力のひとつの指針になり、そのベースにあるのは、代表的な企業の、業績に裏打ちされた会社の成長の可能性であるはずです。

 

じゃあ、日本を代表する225銘柄の企業は、果たしてここまでの株価上昇を招くような業績もしくは将来ポテンシャルが見られるのでしょうか

 

会社員の方なら周りを見渡せばお分かりになりますが、決して「景気が良い」時代ではないです。おそらくどの業種でも、流通や消費者からの突き上げで、より良いモノをより安く提供することを強いられており、それはここ数年変わる兆しがありません。そして、この風潮が続く以上、景気浮揚はありません

 

自分はバブル時代を少し経験しているので、景気が良いときの街の風景や、会社員らの振る舞いがどのようになるかを直に見たことがあります。もちろんあの当時は狂気の沙汰でしたが、あの空気に充満する少し煙たい「欲」と「傲慢」の香りはなかなか忘れることができません。

 

言うまでも無く、そのようなときには、良いものは値段が高く、消費者はそれを手に入れるためには喜んで湯水のようにお金を(浪費)消費していました。

 

いまはどうでしょう?違いますね。デフレ的な発想は定着し、それに加え、若年層の価値が多様化しつつも保守化しているので、仮に景気が良かったとしても、それが前面にでてきません。そして、経済にも還元されていきません。

 

少し脱線しましたが、言いたかったことは、この日経平均の高騰は別に日本企業が集合体として好調=バブル化しているのでは全くなく、外資投資銀行ヘッジファンドマネーゲームの一貫として、日本の株価が上がっているということ

 

もちろん、それに乗じて我々一般人にもこの歪曲したマネーゲームで儲けるチャンスは十分あるので、引き続き投資の勉強をつづけていきたいですね。