まだ成就してませんが、小規模M&Aは面白い投資です。
最近はまっているのが、「Tranbi」というM&Aのサイト。
Tranbiは、投資銀行やM&Aアドバイザーを雇えない中小規模の会社が事業を売却するためのサイトで、サイト内の掲示板で事業の売主と直接交渉ができるユニークな仕組みです。
万が一会社員を引退した場合、不動産収入だけではなく複数の収入源が必要となるため、以前からなんらかの事業を始めたいと思っており、その矢先に知人から紹介されたのがこのサイトです。
まっさらの状態で一から事業を立ち上げるよりは、手ごろな事業を買収したほうが断然効率が良く、さらに言えば多くの場合いわゆる「のれん」が含まれているので、新規の営業をする必要もなくなります。
事業の譲渡額はもちろん交渉次第ですが、一般的には利益の2~3倍+アルファと言われているので、その既存ビジネスを維持さえすれば、高い利回りが期待できます。言わずもがなですが、自分の手腕で商売を拡大すれば、より大きい果実を手に入れることもできますね。
譲渡対象の事業や会社は多種多様で、案件を閲覧するだけでもワクワクします。自分の狙っている会社や事業規模はさほど大きくないのですが、そんな予算範囲でも結構色々な案件が舞い込んできます。
いまのところ、幾つかの会社と実名で交渉を行っていますが、未だに契約には至ってません。譲渡額が折り合わないのが殆どです。
この活動のとても良いところは、経営や財務の勉強になることです。各社との交渉を進めるうえで、その事業や商品の現状を細部にわたり分析し、買収後の事業構想を練り、将来の可能性を織り込んだ収益シミュレーションをもとに譲渡価格の提案をするのですが、これが面白いのです。
一棟不動産投資の場合は、一般の事業に比べ時間的資源を節約できる分、利回り(投資に対する年間回収額)はやはり限定されます。地方の高利回り物件でも10%、東京の都心なら4~5%あたりでしょうか。そして、築年数を経ていけば、実質利回りは徐々に低下していきます。
しかし、Tranbiで買収できるような事業案件は、自分のアイデアや努力で利回りを改善することができます。さらに、収益が拡大していけば、その高くなった利益をもとに事業を売却してキャピタルゲインを狙うこともできるのです。夢がありますよね~
とはいえ、事業を運営する場合は、リスク指数が不動産に比べ格段に高いため、本当に大きな可能性を秘めている事業を格安で譲渡してもらうことが必要となります。これの見極めと交渉が最大のポイントです。
ひきつづき、優良案件を探していこうと思います。